【福津市】雨露を纏って、なお美しくーー静けさの中に凛と咲く「宮地嶽神社」の江戸菖蒲が、境内を艶やかに彩っています。
福津市宮司元町にある宮地嶽神社で、2025年5月24日(土)〜2025年6月15日(日)まで開催された「菖蒲まつり」
筆者が訪れた日は、あいにくの雨模様でしたが、境内を彩る江戸菖蒲は、しっとりとした空気の中でより一層の風情を醸し出し、まさに雨の中でこそ輝くような、圧倒的な美しさを見せてくれていました。
雨露を纏った花びらは、どこか儚げでありながらも、凛とした芯の強さを感じさせてくれます。
参道から境内へと続く階段も、菖蒲で彩られ、訪れる人の心を包み込むような景色が広がっていました。
夜のライトアップでは、昼間とはまた違った表情を見せてくれる菖蒲たち。静寂の中に浮かび上がるその姿は、幻想的で、まるで絵巻物の一場面のようでした。
また、境内裏手側にある「民家村自然広苑」では、色とりどりの紫陽花が見ごろとなっていましたよ。
なお、神社の方のお話によると、2025年は菖蒲の開花時期が遅かった事もあって、「菖蒲まつり」が終える2025年6月15日(日)現在、見ごろとなっており、境内にある菖蒲はもう少しそのままにしておくそうです。(※夜間のライトアップは2025年6月15日(日)で終了。)
花の状況によるため、いつまでという事はハッキリとお伝えできないそうですが、まだ見られてない方は、この美しさを鑑賞できるチャンスですので、どうぞお早めに。行けそうにない方は、来年の2026年に、この静かで美しい初夏の風景を見に訪れてみてくださいね。
宮地嶽神社はこちら↓